Lead Researcherの藤田です。クラウド型ドローン測量・現地管理DXツール「くみき」に精度管理表作成機能を先月追加しました！ そもそも精度管理表とは、測量法第34条で定める作業規定の準則に記載されている、精度管理をまとめた表のことで、様々な様式があり、 国土交通省国土地理院のサイトにまとめられています。その中で「くみき」に関係し、取り込んで処理した結果から自動生成できるものは【三次元点群測量】の様式第１―２９ ＵＡＶ撮影コース別精度管理表（三次元点群作成）、様式第１―３０ 三次元形状復元精度管理表（三次元点群作成）になります。
ＵＡＶ撮影コース別精度管理表（三次元点群作成）
三次元復元に用いたドローンなどの空撮画像が要求を満たしているかをまとめものです。画像やそのexif情報から必要な情報を抜き出し、入力可能な項目を自動入力したものを「くみき」からエクセルファイル形式でダウンロードできます。本機能の特徴は２つ、飛行コースの自動分割と問題のある画像の自動検出です。
①行コースの自動分割 画像のexif情報から飛行コースを求め、コース数を及びオーバーラップ、コース間ラップを推定します。
②問題のある画像の自動検出 画像の中から精度管理表のチェック項目「色調の良否」「ハレーション・暗影部」「ボケ・ブレ」「ゴミ・ノイズ」について画像処理により、問題のある画像を検出し、リストアップします。
三次元形状復元精度管理表（三次元点群作成）
「くみき」の位置補正機能により、位置補正を行った場合にこの管理表が作成され、エクセルファイル形式でダウンロードできます。
終わりに
先月リリースした精度管理表作成機能について紹介しました。生成された精度管理表の入力箇所はあくまでも「くみき」から取得可能な情報だけなので、その他の入力項目は入力していただく必要があることにご注意ください！ 「くみき」では毎月新しい機能のリリースを行なっています。今後も技術的なネタをこまめに出していきたいと思います。
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